どんど晴れ｜08週048話ネタバレと感想。夏美が婚約解消を決意【朝ドラ】

前回は、柾樹が加賀美屋を継ぐか否か、その覚悟をめぐって大きな波が立ちましたね。夏美を守りたい気持ちと、家を背負う責任の間で揺れる姿に、胸がざわついた方も多かったのではないでしょうか。さて、そんな余韻を残したまま迎える今回、物語はどんな展開を見せてくれるのでしょうか。

そうそう！しかもその流れで恵美子が「夏美は座敷童だ」って言ったのが印象的だったわ。カツノも初めて夏美を見た時にそう思ったって話してたけど、座敷童って“いれば繁栄、いなくなれば没落”っていう存在でしょ？

それを聞いた伸一が「じゃあ夏美が座敷童なわけない」と高笑いするのが、もう本当に無神経すぎて…。あの笑い声、加賀美屋の未来を逆に暗示してるようにも感じちゃったのよね。

ほんとにね。夏美がいなくなって寂しい思いをしている、我が子にいう言葉じゃないわよね…伸一って、親の自覚が無さ過ぎるというか…女・子どもと馬鹿にし過ぎなのよね…。そういうの接客ににじみ出るよ(汗）

で、更に伸一がまた調子に乗って「恵美子に女将修行を再開させよう」なんて言い出すのよ。まだ育児に専念したい恵美子にとっては、寝耳に水どころか迷惑千万な話。困惑してるのに、伸一は全然聞く耳を持たない。あの強引さ、見ていてイライラした人も多いんじゃないかしら。恵美子の気持ちを無視してまで、自分の思い通りに進めようとする姿勢が透けて見えたわ。

うん、浩司の言葉は本当に大きかったと思うわ。環や伸一が自分たちの都合で笑い合っている中で、彼だけが「それは違う」と声を上げた。

だからこそ、あの居間のシーンは単なる高笑いの場面じゃなくて、家族の中にある温度差や価値観の違いが浮き彫りになったんだと思うの。夏美を疫病神と切り捨てる人もいれば、座敷童と信じる人もいる。結局、誰が正しいのかはまだわからないけど、その揺らぎこそが加賀美屋の行く末を映しているようで、見応えがあったわね。

そうね、でもその本音を聞いたカツノの気持ちを考えると切なかったわ。だって、夏美を連れて帰ってきて「これから横浜でしがらみなく暮らす」っていうタイミングで、あえて「継いでほしい」と口にしたのは、カツノの本気の願いだったはず。

柾樹もそれを理解していたからこそ、余計に重く響いたんだと思うの。旅館のことは関係ないと思っていても、加賀美屋の匂いや思い出を捨てられない自分に気づいた瞬間、彼は初めて「自分もこの家の人間なんだ」と認めざるを得なかったのよね。

でも同時に「やっぱり無理な話なんだ」と結論づけるのが、柾樹らしいというか…弱さと優しさが入り混じってるのよね。夏美が傷つく姿をこれ以上見たくないから、カツノに「力になれない」と謝る。

あの謝罪は逃げじゃなくて、彼なりの覚悟の表れだったと思うの。自分の夢を諦めるんじゃなくて、夏美を守るために背負わないと決めた。その選択をどう評価するかは人によって違うけど、私は彼の誠実さを感じたわ。

翌朝、横浜に戻って出社した柾樹が「夜に盛岡での話をする」と夏美に告げる流れも、彼の中で区切りをつけた証拠よね。縁側での本音と覚悟を経て、もう後戻りはできないと自分に言い聞かせていたんだと思う。

柾樹の選択は決して完璧じゃないし、誰もが納得できるものでもない。でも、彼が自分の弱さを認めた上で夏美を守ろうとしたことは確か。だからこそ、このシーンは物語全体の大きな転換点になったと感じたわ。

ただ…事前の話し合いはちゃんと…(汗）

そうそう、しかも「カツノに託した以上、家には入れられない気持ちもわかってやってほしい」って言葉が胸に刺さったわ。房子は夏美を守りたいけど、同時に啓吾の気持ちも理解してる。

だからこそ、突き放すようでいて実は娘を思いやる複雑な立場を示してたのよね。さらに「柾樹とのこれからをちゃんと相談しなさい」と背中を押すあたり、母としての現実的な強さを感じたわ。優しさと厳しさが同居してるのが印象的だったな。

そして帰宅した柾樹が夏美に盛岡での話を語る流れ…。彼が「女将修行の大変さを分かっていたのに、一人にしたのは自分だ」と認めたのは大きかったわよね。ほんとそれな！柾樹！帰ってくるのが遅いんじゃ！って話なのよ…。

いや…まぁ‥‥柾樹がいたとて、同じことした可能性も高いような気もするけど(汗）

さらに「夏美を盛岡に戻すつもりはない」「自分も旅館を継ぐ気はない」とはっきり言った。加賀美屋よりも夏美を選ぶ、その言葉は本来なら嬉しいはずなのに、夏美には重荷になってしまった。ここがすごく切ないのよ。

最終的に夏美が「婚約を解消してほしい」と告げたのは、愛してないからじゃなくて、むしろ愛してるからこそだったのよね。柾樹の夢を奪う自分を許せない、その葛藤が彼女を突き動かした。房子の訪問で揺らいだ心、そして柾樹の言葉で決定的になった心情の流れが、とても丁寧に描かれていたと思うわ。

ただ…ここでツッコミを一つ、それ1週目の週末の柾樹と同じじゃんね…夏美よ…。

まったくその通りですねぇ（汗）
恵美子…あの性格だから‥‥強引な伸一に押し切られちゃったんでしょうねぇ…と思ってしまいました（汗）

まぁ、いずれにしても、向こうの言い分を全部飲むとしても、ちゃんと弁護士はいた方がいいような気はしますけどねぇ(汗）
そして、愛子は翼を接客はともかくシッターの素人に任せずプロを雇えばよかったのにとは…いまだに思います(汗）もしくはフェイクマミー？(笑)

再放送してくれるだけでもありがたいので、贅沢は言えません！

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そして横浜に戻った柾樹の部屋を訪ねてきた房子の存在が大きかったですね。夏美と智也に「何があったかは聞かない」としながらも、母としての思いを静かに伝える姿は胸に響きました。

その後、柾樹は夏美に「旅館より君が大事だ」と告げますが、夏美はその言葉を素直に受け止められません。彼がかつて結婚を犠牲にしてでも旅館を背負おうとしたことを知っているからこそ、自分がその夢を断つ存在になることを許せなかったのです。だからこそ、最後に婚約解消を切り出す夏美の決断は痛切でした。

次回、この二人の関係がどう動くのか、本当に目が離せませんね。