どんど晴れ｜09週052話ネタバレと感想。翼が母へ初めての反論【朝ドラ】

前回は夏美が柾樹への想いを胸に秘め、静かに姿を消すという切ない展開でしたね。その決断は互いを思うがゆえのものでしたが、残された側の心情を思うと胸が締め付けられます。

そんな余韻を引きずりつつ迎えた052話、一体どんな波紋が広がっていくのでしょうか。今日も一緒に物語を追いかけていきましょう♪

そうなのよね。香織って、仕事ができる風に描かれてるけど、人の心の機微には鈍感すぎるのよ。夏美が出て行った理由を“自分が原因”と決めつけるのも、ある意味では自分中心の見方でしかない。

柾樹の心の中にある葛藤や、夏美の決断の重さには全然届いてないのよね。だからこそ、あの高飛車な態度が逆に空回りして見えて、ちょっと哀れにも感じてしまったわ。

そうそう！しかも夏美と柾樹の間に溝を作ってるのは私だと…本気で本人しか思ってないのが…シュールだわぁ…。

彼女は自分が物語の中心にいると思い込んでるけど、実際は脇役にすぎない。そのギャップが視聴者には見えてるから、余計に“痛い子”に映るのよ。本人は真剣なんだけど、見てる側からするとってツッコミたくなるのよね。

まぁ、周囲は香織…いけ好かないわぁ感が伝わってるけど…当の本人たちに…全然響いてないのよね(笑)

ほんとにね。香織の勘違いは、彼女自身のプライドの裏返しでもあるんだろうけど、柾樹と夏美の関係性の深さを逆に際立たせてしまったわ。夏美が智也と向き合う姿や、柾樹が何もできずに苦しむ姿を見ていると、香織の高飛車な態度はただの空振りにしかならない。

視聴者としては「またやっちゃったな」って苦笑しつつも、彼女の不器用さにちょっと同情しちゃうのよね。この後…もうちょい2人の間に波風立てるのかな？それともいい人になるのかな？って思うけど…なんか…ねぇ(汗）

そうなのよ。環の焦りは、女将としての責任感と家族を守らなきゃという思いが入り混じっていて、とてもリアルに響いたわ。でも、そんな中でカツノが「客と争うつもりはない、誠心誠意お詫びするしかない」と言い切る姿は、やっぱり肝が据わってるなぁと感じたの。

古い考え方に見えるかもしれないけど、長年旅館を守ってきた人の言葉には重みがあるし、信念を貫く強さがあったわね。

そうね、伸一の言葉は冷たいようでいて、実際には現実的な視点なのよね。経営を守るためには感情論だけでは立ち行かないし、数字や責任の所在をはっきりさせる必要もある。

でも、カツノの「客と争わない」という姿勢もまた旅館の矜持を示していると思うの。商売は信頼関係で成り立っているから、裁判沙汰になればその信頼が一気に崩れる危険もある。だから彼女の判断は頑固さじゃなく、経験から来る直感なのよ。

ただ、そのカツノの誠意がきちんと伝わるように…法律のプロとしてやり取りしてもらう弁護士は…いても損はないと思うのだけどね…。

ほんとそう。環の不安、伸一の焦り、カツノの信念…それぞれの立場がぶつかり合うことで、加賀美屋という場所の存在感が際立った気がするの。

単なるお金の問題じゃなくて、旅館のあり方そのものが問われているように感じたわ。視聴者としても「自分ならどうする？」と考えさせられるシーンだったし、家族の中での価値観の違いが浮き彫りになったのも見応えがあったわね。

そうなのよね。愛子は夏美を責め立てるばかりで、翼の気持ちなんて全然見ようとしない。夏美が頭を下げても「自己満足だ」と切り捨てるし、あの場面は本当に息苦しかったわ。

でも、そこで翼が「自分から手紙を出したんだ」と割って入ったのは大きな一歩よね。母にとっては聞きたくない言葉だったかもしれないけど、翼の中で何かが確実に変わった瞬間だったと思うの。

うんうん。翼の言葉は、母に対する反発というより「自分を見てほしい」という叫びだったのよね。夏美を守りたい気持ちもあっただろうけど、それ以上に「自分の存在を認めてほしい」という思いが強く出ていた気がするわ。

愛子は強気で突っ走ってるけど、その陰で翼がどれだけ苦しんでいたかを考えると、胸が痛くなるシーンだったわね。

そうね。夏美の姿が翼の背中を押したのかもしれないわね。母に押さえつけられてきた翼が、初めて自分の言葉で反論した。あの一言は、彼がただの“母の言いなりの子ども”じゃなくなった証拠だと思うの。

愛子にはまだ届いてないけど、視聴者にはしっかり伝わったはず。翼の成長を感じられる、とても印象的な場面だったわ。

た…確かに！？大人だ大人だとは思っていましたが…確かに。

正直…あんまり裁判で戦っても痛み分けくらい…子ども放置母とか言われそうな案件ではありますよね(汗）

再放送してくれるだけでもありがたいので、贅沢は言えません！

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一方で加賀美屋には、愛子からの賠償請求が突きつけられ、環や伸一が焦る中でカツノだけが揺るがない。誠意を尽くすしかないという彼女の言葉は、古いけれど揺るぎない信念を感じさせたわ。

そして愛子の家では、夏美を責める母に翼が初めて声を荒げた。母に従うだけだった少年が、夏美を守るために勇気を出した姿は胸を打つものがあったわ。訴訟も親子関係も揺れる中、次のお話がどう動くのか本当に楽しみね。

次のお話も、一緒に物語を追いかけていきましょうね♪