ばけばけ｜11週054話ネタバレと感想。居場所を失ったヘブン【朝ドラ】

前回はトキが胸のざわめきを抱えたまま川向うを見つめる姿がとても切なくて、ヒロインなのに蚊帳の外に置かれる演出が印象的でしたねぇ。散々「なんでそこにいるんだよ！」って言われがちなヒロインが、今回はいないことで逆に物語に緊張感が生まれていたのも面白かったです。

そんな流れを踏まえて、今日はヘブンの告白の続きがどう描かれるのか、トキの心がどう揺れていくのか…ますます気になる展開になりそうでワクワクしています。今日も一緒に物語を追いかけていきましょう♪

そうそう、あの「落ち着いたぁ」と言いながらも、全然落ち着いてないトキの姿が切なかったわ。心のざわめきをそのまま映していて、見ているこちらまで落ち着かない気持ちになったもの。

サワは優しさと現実的な目線を持っているからこそ「まだ落ち着いてない」とズバッと言えるんだよね。でも、トキ自身がまだ自分の心の正体を掴めていないから、白湯を飲んでもモヤモヤは消えない。困ったねえ…と夫婦で見守るような気持ちになったよ。

ほんとにね！しかも「月給が70円になったらサワにも少しあげる」って勝手に約束するのが許せなかったわ。借金を抱えて働きもせずに、他人の給料を勝手に分けるなんておかしいでしょ！

お前の金じゃないし、むしろ返済のためにトキが働いてるんだろってツッコミたくなった。あの下世話なトークに、サワがちょっと乗っかっちゃうのも複雑で、見ていて「働け司之介！」って思わず声に出しそうになったよ。

いや、本当そげだねぇ…。サワが応援に回っちゃうのはちょっと残念だったけど、「人間らしい揺れ」を見せていてリアルだったわ。とはいえ、トキが自分の気持ちにちゃんと気づいたら、サワはきっと彼女の味方になると思うんだよ。

まだ心の整理がついてないけど、サワの優しさは根っこにあるからね。だから信じたい、サワは最後にはトキの側に立ってくれるって。そう思うと、この先の展開がますます気になるよ。

そうだねぇ…マーサと結婚したことで、出社したら机がなくなっていたという描写は衝撃的だったわ。編集長が「混血の女と結婚するなんて！」と吐き捨てる場面も、当時の社会の偏見を象徴していたと思う。

私がどこかで読んだ記事に、マーサのモデルとなった人は白人の農園主と黒人の奴隷女性との間に生まれた子みたいに書かれていたのを見たのよね‥‥うっすらの記憶なんだけど…。つまり、農園主が奴隷女性に性暴力を振るった可能性もあるわけで…その背景を考えると、編集長の言葉はさらに残酷に響いてしまうのよね。

本当だよねぇ…。現代の教育を受けているからこそ私たちは違和感を覚えるけど、当時は編集長のような考えが当たり前だったんだと思う。

だからこそ、結婚生活もぎくしゃくしていって、ヘブンがクビになったのは自分のせいだと自棄になったマーサが、大家をカミソリで切りつけるなんて行動に出てしまったのかな。何度も罪を犯すことで、ヘブンと離れることを選んだのかもしれない。最終的に収監されることを望んだようにも見えて、胸が苦しくなったよ。

恐らくそういうことだよね。その過去があって、恋人も友人にも深く関わらないと決めたヘブン。そして、リヨのプロポーズに「ごめんなさい」と答えたわけだけど…。リヨももちろんショックだったと思うけど、私は錦織がむちゃくちゃショックを受けていたように見えたの。正月に「学校以外ではヘブンさんと呼びたい」と願ったのは、もっと知りたい、友だちになりたいという気持ちの表れだったと思う。

でも、ヘブンはそうは思っていなかったと知ってしまった…その顔が忘れられない。ヘブンにとって錦織は松江で一番信用されている存在だと思うけど、だからこそ辛い別れにならないように線引きをしているのかもしれないね。

そうなのよねぇ…。錦織の落ち込みも気になるけど、ヘブン自身も暗い雰囲気をまとっていて、リヨのプロポーズがどうなったのか…トキも両方気にしている表情が印象的だったわ。

まるで「身体が二つあればいいのに」って顔が語っていたように見えたの。結局トキはヘブンを気にして声をかけるんだけど、その時のお酒を勧める言葉が優しかったねぇ。相手の心を少しでも軽くしようとする気遣いが伝わってきたよ。

まぁまぁ、それは言いっこなしにして（笑）。大きな空を自由に飛びたい、根無し草の自分のように…そんな感覚だったのかもしれないと私は思ったわ。そこでトキが湯たんぽを持ってきて漬物石で割ろうとした時は「えっ！？なんで！？」ってびっくりしたけど、リヨからもらったメジロを放したなら湯たんぽも…って思ったのね。

そういうところがトキらしいというか、相手の行動を自分なりに解釈して真似しようとするところが、ちょっと可愛らしくもあったよね。

そうそう！そんなトキの真意を察したヘブンが思わず笑っちゃう感じがすごく良かったのよ。湯たんぽ壊されたら死活問題だし（笑）、チェアを放したのはチェアのため、湯たんぽを壊すのは誰のため？って問いかけもユーモラスだった。

ヘブンがトキの早とちりを面白がって笑うことで、重たくなっていた空気が一気に和らいだように見えたわ。過去の話で沈んでいた気持ちを、トキの行動がきっかけで笑いに変えられたのは素敵だった。段々とオープニングの二人に近づいているなぁって感じられて、見ていて嬉しくなったよ。

しばらく寒さが太陽のパワーを感じられないかもしれませんトークでありませんでした。

ヘブンの壮絶な過去に絶句…。
でも…じゃ～イライザは？そうなんですよ！我々もめっちゃ気になってます！
そして、トキはどっちだと思ったのだろうかと…確かに…どっちだろう…

いや、本当失恋した表情でしたよね…。
この気持ちのヘブンが…錦織を友人、トキを妻にするために乗り越えなくちゃいけないハードル…高すぎやしないかと…。

あ～…解説放送で表情が緩むって聞こえたんですよ…聞き間違いかなって思ってたんですが…そうか…そういうことか！！って今、腑に落ちました！
ここまで、朝ドラ受け同様、どっちかなぁって思ってたんですよ…なるほどぉ…

しかも、基本的にはニュースの青枠表示や、放送変更や中止も少ないから、じっくりドラマを楽しみたいという方には、おすすめかもしれませんね♪

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ちょっと見逃してしまったという人も諦めないで！！

一方でヘブンが語った過去の結婚生活は、差別や暴力に翻弄され居場所を失った痛ましい記憶でした。マーサとの日々が崩れていく中で「誰とも深く関わらない」と決めた彼の言葉は、リヨよりも錦織に強く突き刺さったように見えました。

そしてメジロを空へ放つ姿に、リヨとの何かを思いトキは湯たんぽを壊そうとしますが、ヘブンの笑いがその場を救いました。重苦しい過去と軽やかな笑いが交錯する後半は、心に残る余韻がありましたね。次回が楽しみです。

次のお話も、一緒に物語を追いかけていきましょうね♪