
朝ドラ『風、薫る』の117話が2026年9月8日(火)に放送されましたね!
こちらでは、117話のあらすじと感想をネタバレ込みでご紹介させていただきます。

前回は、シマケンとりんがようやく言葉を交わし、環もシマケンから絵を描くことについて新たな刺激をもらいましたね。そして環は、ついに看護の現場を見学することに!将来を考える環が、実際の看護を見て何を感じるのか気になるところです。
そして最後に現れた、事務所をのぞき込む怪しい髭面の男……直美と目が合ったた…あの男…一体、何しに来た!?今日も一緒に物語を追いかけていきましょう♪
朝ドラ『風、薫る』117話あらすじネタバレと感想は?
朝ドラ『風、薫る』117話ネタバレあらすじ
恵風看護婦会を訪れた髭面の男・奥田亀吉(三浦貴大)は、りん(見上愛)の所在を尋ねます。亀吉の名と住まいを聞いた直美(上坂樹里)は反応し、りんとは何の用かと警戒します。環(瀧七海)はりんの派出看護に同行し、佳枝(相田翔子)の看護を見学します。痛みがあっても自分で食べようとする佳枝を見守るりんは、患者の気持ちを大切にする看護について環に伝えます。翌朝、環は佳枝との会話を内緒にし、直美に迎えられて帰る途中、亀吉と遭遇します。直美は環を先に中へ入れようとしますが、亀吉はその名を呼びます。
朝ドラ『風、薫る』117話の感想
亀吉来訪に直美警戒

恵風看護婦会に現れた亀吉、恵風看護婦会の面々にとっては、ほぼ知らない顔なのに、視聴者の我々にとっては見知った顔!?おい!亀吉、今更何しに来た!?ってなもんです。正直、商売にでも失敗して、りんが看護婦として稼いでいるとでも聞いて、頼ってきたんじゃないかと疑ってしまう我々を誰が責められようってなもんです。一応、話を聞いていると、那須から東京へ同業者との寄り合いで来ているとの事だけどねぇ…。
その上、りんは泊まり込みの看護で不在だと聞くや、出直すとは言うけれど…。用件を聞かれているのに、肝心なところをぼかして立ち去るわけですから、直美が警戒するのも当然でしょう。亀吉本人はそれほど多くを語っていませんが、だからこそ余計に何を考えているのか分からない。初対面の相手からりんを尋ねられて、はいどうぞと情報を渡すわけにもいきませんし、直美がしっかり様子を見ているところも納得できます。

いやもう本当に、亀吉は何しに来た!ってなるのよね。直美が奥田と聞いて、那須と聞いてほぼ確信したかのように、鋭すぎるまなざしで亀吉に淡々と事務的にりんはいないと告げる姿が頼もしすぎました!
もちろん、この時点では何か悪いことを企んでいると決めつけることはできないけど…。かつて環を誘拐したことを思えば、見てる我々としても、とても好意的には見られませんよね。

一方で、いつものように忠蔵の店で絵を描いていると、忠蔵から店の引き札を作る手伝いを頼まれます。環にとっては、絵を描くことが誰かの役に立つ形につながるわけで、頼られたこと自体はうれしいのでしょう。
ただ、その一方で環は、自分にはもうそれほど絵を描く時間が残っていないかもしれないと思っています。あくまでも絵は好きなことと割り切っているようにも話していますが、それなら自分はこの先どういう道に進めば…と考えているように見えて、心配になりますね。

環は絵が仕事になるとは思っていないし、多分だけど縁談にもピンと来ていない。じゃ~看護婦になるかと問われると…身近な仕事すぎて、これもまたピンときてないのかしらとも思えるんですよねぇ…。
何となくだけど、いい子に育って、いい子だからこそ、何となくワガママ言えないよなぁみたいな気持ちが強いのかなぁ…って思うと…。誰か~環の話を聞いてあげてぇ~の気持ちが(汗)

そうなんだよねぇ…何となく環がそう思っている。少なくとも、環自身がそんなことを考えているのは、この後のセツに字を教える場面からも感じられたね。セツから、環は絵が好きなんだねと言われる。そこで環がセツの好きなものを尋ねるわけですが、セツの答えには、これまでの暮らしがそのまま表れています。
これまで生きていくことに必死で、お金にならないことに時間を使う余裕がなかった。好きなものを探したり、それを楽しんだりする以前に、まず生活していくことが優先だったということですね。それだけに、今こうして字を学べることを幸運だと感じている。
環が絵を描くことを自然に「好き」と言える一方で、セツは好き嫌いを考える余裕そのものがなかった。二人が同じ場所で学んでいても、そこへ至るまでの道のりはずいぶん違うのだと分かります。

セツの話、これは重いんだけど、すごく大事な話ですよね。好きなものは何ですかって聞かれて、すぐに答えられる人ばかりじゃない。セツの場合は、好きなものを考える前に、生きるためにお金になることをしなくちゃならなかったんですもの。
そりゃあ、絵が好きとか、これをやってみたいとか、そんなことを考える余裕なんてなかったよね……と思ってしまう。でも今は、字を教えてもらえる。それを自分で幸運だと思えるところまで来た。
環が絵を描くことを楽しんでいる姿と並ぶからこそ、セツが学べることの意味も見えてきます。環は多分、改めて自分が恵まれた環境で育ってきたことを実感したと思うわけですよ。言ってしまえば、片親の家庭で育ってきた環も、好きなものを好きと言える環境にいたわけですからね。
りんの看護と環の学び

直美が環に、りんの看護を見学しに行こうと話したことで、環は実際の派出看護の現場へ行くことになりました。これまではりんの仕事を身近で見ていても、看護そのものを環がまとまった形で見る機会はなかったわけですから、見学という形で現場に入るのは大きいですね。
しかも、ただ後ろから眺めるだけではなく、りんに連れられて佳枝のところへ行き、手伝いも兼ねて見学することになります。環にとっては、絵を描くこととはまったく違う場所で、りんがどんなふうに患者と接しているのかを直接見る時間です。
直美が見学を勧めたことも、環自身がりんの仕事を知りたいと思っていたことも、この機会につながったのでしょう。環がどんなところに目を向けるのか、単なる職業見学では終わらない時間になりそうなところがあります。

環がりんに憧れて見学に来たのだと思った佳枝が微笑むんですよ。りんも環が来て嬉しそうだ、と佳枝が受け止めているのが何とも言えず複雑です(汗)まぁ、女学校卒業の時分の環が母の仕事を見学したいと言ってるって聞いたら、そう思うのも無理ないよねぇ♪
ただ一緒について来ただけではなく、実際にりんの仕事をじっと見つめている。佳枝からすれば、自分のところで行われる看護を環が見ているわけですから、少し不思議な感じもあったかもしれません。でも、そんな環を見て佳枝が穏やかに受け止めているのが印象に残ります。

実際の看護が始まると、環はつい手を差し伸べようとします。ところが、りんはそれを制します。ここは今回の見学で、環が最初に知ることになる重要な場面でしょうね。患者が困っているように見えたら手を出したくなる。しかも佳枝は震える手で食事をしているわけですから、環が手伝おうとする気持ちは自然です。
しかし、りんはすぐに手を出すことを選ばない。佳枝自身が食事をしようとしていることを見て、その意思を尊重しているわけです。環からすれば、目の前でつらそうにしている人がいるのだから助けるほうが親切に思えるでしょう。でも看護は、何でも代わりにやってあげればいいというものではない。本人が自分でやりたいと思っていることまで奪わないという判断も、看護の一部なんですね。環はここで、手伝うことと支えることが同じではないと知ることになります。

何で、お母さんはこんなに辛そうなのに、助けてあげないんだろうか…。そんな環の気持ちが表情からも見て取れました。佳枝が自分で食べようとすることを邪魔しない。これ、簡単そうでいて難しいと思うのよ。助ける側からすると、手を貸すほうが親切だと思いやすい。
でも、助けられる側には「自分でやりたい」という気持ちがある。その気持ちを無視してしまったら、できることまで取り上げることになってしまうんですよね。しかも、佳枝自身も震えながら食事をしている。その姿を見ている環も、きっと「どうして手伝わないんだろう」と疑問を持った。だからこそ、その後の仮眠部屋で環がりんに尋ねることにつながる。環にとっては、ただ見て終わるのではなく、分からないことをちゃんと聞く場面になりました。

仮眠部屋で環が、ずっと痛そうにしている佳枝に対して、りんが食べさせてあげないのかと尋ねます。りんは、痛みがあまりにもひどそうな時には手伝うけれど、自分で食べたいという気持ちがある時には手を出さないと説明します。ここでりんが大切にしているのは、患者の状態だけではなく、その人自身の意思なんですね。
そして、自分は医者ではないから治すことはできないけれど、患者の気持ちを大事にすることはできると言う。これはりんが自分の仕事をどう捉えているのかが、かなりはっきり出ているところだと思います。治療そのものができなくても、患者にできることはある。何をしてあげられるかだけではなく、何をしないほうがいいのかを考えることも看護になる。
環が目の前で見た「手を出さない」という行動にも、ちゃんと理由があったわけです。環にとっては、りんの看護を具体的に理解するきっかけになったでしょうね。

でも環は、そこで終わらないのよね。じゃあ、どうして佳枝の気持ちが分かるのか、と聞く。そこがまた環らしいというか、見ただけでは納得できないところをちゃんと聞くんですよ。りんは、最初から何もかも通じるわけではないと答えて、佳枝とは7年かけて培ったのだと言う。
そして看護には終わりがない。これ、重い言葉だなあと思いました。患者の気持ちを大事にする、と言うのは簡単だけれど、そのためには相手を知って、時間をかけて関係を作っていく必要がある。
7年という具体的な時間が出てくることで、りんと佳枝の間に積み重なってきたものが見えてきます。しかも、りんがそこまで話したところで小さな物音に気づいて、すぐに飛び出していくんですよ。環はそんなりんを驚きながら見つめる。今回の見学で環が見たのは、看護の技術だけじゃなく、人と向き合うために積み重ねてきた時間そのものだったんじゃないかなと思います。
環の内緒と亀吉再会

環の部屋から石が出てきたことで、明が環の部屋で遊んでいたことが分かります。直美に怒られた明は逃げていき、直美はその場を片付けることになりますが、そこで環の開きっぱなしになっていた雑記帳に目が留まるんですね。
そこに描かれていたのは、特別な出来事を描いた絵というより、日常の中で目にしたものを描き残したたくさんの絵でした。直美がそれをゆっくり見つめるというのが印象的です。
環が何を考えながら、どんなものを見つめて絵にしていたのか。本人が何も説明していなくても、雑記帳を開けば日々の積み重ねが残っている。絵を描くことが環にとってかなり自然な行為になっていることも、こういう形で見えてきます。しかも、それを直美が偶然目にするというところに、環本人からはまだ語られていない部分を知るきっかけが生まれていますね。

いやあ、これは直美、かなりじっくり見ちゃうよねえ。そこに日常の絵がいっぱい描いてあるんですもの。しかも、誰かに見せるためにきちんとまとめた絵ではなく、毎日の中で描いてきたものが残っているわけでしょう。環が何気なく描いていたものを、直美が初めてまとまった形で目にすることになる。
こういうのって、ちょっと特別なんですよね。本人にとってはただの雑記帳でも、そこにはその時々の環が見たものや、気になったものが残っている。直美がすぐ何かを言うのではなく、ゆっくり見つめているのも分かる気がします。明が散らかしてくれたおかげで……と言ったら怒られそうだけど、結果として直美が環の絵をじっくり見ることになったのは、なんとも妙な流れでした。ここで直美が環の『好き』に気づいていることが、今後りんと環が進路について話し合う時に、もし揉めてしまったら…、流れを変えるきっかけになるような気がしますね。

翌朝も、環はりんの手伝いをしています。そして目を覚ました佳枝に、お世話になったことを挨拶します。佳枝から一人で帰るのかと心配されると、環はもう一人のお母さんが迎えに来ると伝える。すると佳枝は、聞いてはいたけれど楽しそうな家族だと受け止めます。このやり取りは、りんが自分の家族について佳枝に話していることと、それを佳枝が温かく受け止めていることが分かる場面ですね。
環にとっては家に帰るだけの話でも、佳枝にとっては環がどんな家庭から来ているのかを知る話になる。もう一人のお母さんが迎えに来るという言葉から、環にとって直美とりんの両方が母親として存在していることも伝わります。佳枝がそれを聞いて、家族のことを楽しそうだと感じているのも、短いやり取りながら印象に残ります。

そこへ朝食を持ってきた環が、二人が何を話していたのか尋ねるんだけど、環はにっこりして「内緒」なのよね。はい出ました、最近こればかりというりんの反応も含めて、なんだか可愛いじゃないの。環としては、別に大事件を隠しているわけでもないんでしょうけど、母親には全部話さないところが出てきたわけですよ。佳枝もそこを見て、年頃になれば母の知らない輪もできるものだと言う。
りんとしては、娘に「内緒」と言われることが増えてきたら、そりゃ少し気になるでしょうよ。でも佳枝からすると、それも成長の一つとして見えるんですよね。環が何でも母親に話していた頃から、少しずつ自分の世界を持つようになっている。その変化を、佳枝のほうがさらりと受け止めているのが面白いところです。りん、娘の「内緒」が増えていることに、ちょっと複雑でしょうねえ。

さらに佳枝は、女学校を卒業する年なら嫁ぎ先も決まったのかと環に尋ねます。環は困った顔で否定しますが、佳枝はそれならと、いい縁談を紹介すると笑います。ここは当時の女性の進路や結婚をめぐる価値観が、そのまま会話に出ていますね。女学校を卒業する年齢になれば、嫁ぎ先を考えることが当然のように話される。
一方の環は、その問いに困った顔をして否定する。まぁ、この時代の一般的な女学校卒業間近の娘さんは、卒業後結婚するのが当たり前な時代。実際、環の友人達もお見合いだ~縁談だ~と言ってるわけですからね。でも、環にとっては、縁談も仕事も…自分の未来について、進める道が色々ありすぎているから、ここで縁談を紹介されても、どうしていいのか測りかねてたのかもしれないね(汗)

そして直美が迎えに来て、環と一緒に帰る道中で、どうだったかと尋ねるんですよね。でも環はすぐには答えられない。そんな環を見て、直美は、環がりんの仕事ぶりをちゃんと見てこられたんだなと思う所も、独特ですよね。でも、これは、2人が捨松と話していた時に『看護とは何か』と問われた時に、2人が即答できなくなったことを、知れば知るだけ即答できなくなると言われた時を思い出しましたよ!そういうことですよね!
りんの仕事ぶりを見て、何を思ったのか、環の中ではまだ整理できていない。でも直美には、それが何となく伝わる。そんな環を見つめる直美の顔が、環が何を思い、どういう答えを出すのか楽しみだなぁみたいに見えて、本当、もう一人のお母さんだなぁってなりますね!
ところが、その道中で路地の向こうに亀吉が現れるんですよ。直美は環を先に中へ入れようとする。そして、亀吉はその名前を聞くと、思わず環の名を呼ぶ。ここで終わるのがまた嫌な感じなのよねえ。
環はただりんの仕事を見て帰ってきただけなのに、帰り道で亀吉と出会ってしまう。しかも、亀吉は環の名前を知っている様子。直美が環を先に中へ入れようとする動きも含めて、さっきまでの穏やかな家族の話とは空気が変わります。せっかくの帰り道なのに、最後にこの人物が出てくるの、落ち着かないわあ。直美…そこで環の名を聞かせちゃだめよぉ~…ちょっと詰めが甘いわぁと思ってしまいましたが…、ドラマが進みませんもんね(苦笑)
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朝ドラ『風、薫る』118話の予告あらすじ
亀吉(三浦貴大)と再会した環(瀧七海)。直美(上坂樹里)は亀吉を追い返そうとするのだが、亀吉にはどうしても環に渡したいものがあった。渡されたものは、ある人からの手紙だった。環はもう一度父と話したいと決意して…。
出典:テレビ番組表Gガイド
まとめ

今回は、恵風看護婦会を訪れたりんを探す亀吉の姿から始まりました。いや、本当何しに来た!?
環がりんの看護を実際に見学する流れへ。患者の気持ちを尊重しながら向き合うりんの姿を通して、看護には終わりがないという考えも示されました。
環もまた、看護だけでなく絵を描くことや自分の好きなものについて考える時間を重ねています。環の成長を感じられる一方、亀吉の存在が気になるところですね。

環が佳枝の看護を見つめながら、りんが患者の気持ちを大切にしていることを、実感したような表情が気になりました。話はずっと聞いていたとは思いますが、実際に見るのとでは、やはり感じるものも違うのかもしれません。この見学が、また将来に悩める環の心を揺らすものになったような気がしますね。
一方で、亀吉が環の前に現れ、りんの名前を呼んだことで空気が一変!環にはまだ知らない事情がありそうですし、直美が警戒する理由も気になります。この先、亀吉が何をもたらすのか、ますます目が離せません。次のお話も、一緒に物語を追いかけていきましょうね♪
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